浴槽の「エプロン」、掃除したことありますか?
実はこのエプロンに汚れがかなり溜まっているのです。
毎日しっかり掃除をしているのにどこかカビ臭いにおいがする、すぐにカビが生えてくるということがあります。
その場合は、浴槽のエプロン部分に原因が潜んでいることが多いのです。
今回は、このエプロンのお手入れ方法と、掃除の嫌いな方におすすめの浴槽についてご紹介します。
【エプロンとは?】
多くのユニットバスでは、浴槽の外側のカバーが外れるようになっており、そのカバーを「エプロン」と呼びます。
いわゆる、浴槽の側面のカバー部分のことです。
一見、四角い物だと思っているバスタブですが、
↑上の写真のようにフタのような役割としてエプロンがついています。
このエプロンを外すことで、↓下の写真のように浴槽の内部が露わになります。
入浴時にお湯が溢れたり、浴槽のすぐそばにシャワーが取り付けてあったりすると、
エプロンと浴槽の隙間からお湯が入り込むことがあります。
そのためエプロンの中は湿気がたまりやすい状態となっているのです。
入り込んだお湯には、垢やせっけんなど、カビの栄養となるものが含まれています。
そこへ浴槽の温かさが加わり、カビにとって住みやすい環境が整ってしまうため、
見えないところで大繁殖となってしまうのです。
つまり浴室からカビを徹底追放するには、エプロン部分を取り外し、内部を掃除しなくてはいけません
エプロンを取り外しての掃除はかなりの大仕事になります。
そのため年に1〜数回、季節の変わり目や半年ごと、または年末の大掃除の際に行うのが普通です。
【エプロンがない一体型浴槽がある?】
一体化している浴槽とは、壁や床と繋がっている浴槽、またはエプロンがなく四角い形の浴槽などです。
この場合にはエプロンはついていません。
上の写真の右側にある、点検口と呼ばれるものは付いていますが、エプロンではありません。
こういった一体型浴槽の場合はエプロンを外して掃除する手間がなく、普段行っているお風呂掃除を行えばOK!
お手入れの楽さから、エプロンがないタイプの浴室のお部屋への引越しを
検討されているお客様もいらっしゃいましたよ!
【浴槽エプロンの掃除 準備するもの】
①スポンジ
②柄の長いブラシ
③アルカリ性カビ取り洗剤
エプロン部分はカビが多いので、アルカリ性でカビ取り効果の高い洗剤を用意しましょう。(カビキラーなど)
アルカリ性の洗剤なら石鹸カスや皮脂汚れも分解するので、カビ汚れと一緒に黄ばみも落とせます。
また、強力な洗剤には抵抗感がある方には重曹やセスキ炭酸ソーダがおすすめです。
しかし洗浄力では市販品より劣るため、時間がかかるかもしれません。
④マスク
掃除のときには洗剤やカビの胞子が飛び散り、それらを吸い込んでしまう危険性があります。
換気を十分にしていても、念のため着用すると安心ですね。
⑤ゴム手袋
【エプロン内の掃除の手順】
1.換気をする
2.エプロンを外す…取り外し方はあらかじめ取扱説明書で確認
3.浴室用洗剤もしくはカビ取り剤でエプロンを掃除
4.シャワーで洗い流して浴室外に置いておく
5.バスタブ周辺のごみを取り除く
6.カビ取り剤を噴射して一定時間置く
7.シャワーで洗い流す
8.浴室用洗剤でバスタブを掃除する
9.シャワーで洗い流す
10.(浴室内を乾燥させてから)エプロンを取り付ける
【掃除の頻度は?】
浴槽のエプロン掃除は、年に1~2回程度しましょう。
時期は梅雨のシーズンと台風のシーズン、6月と10月あたりがベスト。
こまめにエプロンを開けて掃除すると一番いいのですが、なかなか掃除するのは大変ですよね。