賃貸保証会社(家賃保証会社)って何?どんなことをしているの?
以前は賃貸物件を借りるには、入居者が家賃を支払えなくなった場合に
代わりに支払い義務を負う「連帯保証人」を立てることが一般的でした。
ところが最近は核家族化や親・親戚の高齢化などで、
連帯保証人を立てることが容易ではなくなってきました。
そこで、お金を支払うことで連帯保証人の代わりをしてくれる、保証会社を利用するケースが増えています。
賃貸保証料は初年度で家賃の0.5カ月~1カ月分、以降1年毎に1~2万円というのが目安です。
連帯保証人か?賃貸保証会社か?
入居時の条件として、連帯保証人が必要か・家賃保証会社への加入が必要かは、
物件ごと、または大家さんや不動産会社の判断によって異なります。
100%保証会社を利用と決めていることもあれば、賃貸保証会社・連帯保証人どちらでもいいケースも…
基本的に、保証会社必須という条件が記載されている場合は、利用することになります。
賃貸保証会社を利用するメリットは?
保証会社を利用することで初期費用はかかりますが、メリットも大きいです。
『保証人を頼める人がいなくても、保証料さえ払えば保証人の代わりになってくれる』
『家賃を滞納してしまっても家族等に迷惑がかからない』
『収入が十分になくても、審査に通れば部屋を借りられる可能性がある=入居審査が通りやすい』
また、大家さんや不動産会社にとっては『万一家賃を滞納されてしまっても
催促したり訴訟を起こしたりする労力がいらない』といったメリットがあります。
加入するときの審査基準は?
家賃保証会社に加入するためには、事業者による審査に通る必要があります。
審査基準・審査対象は事業者によって様々ですが、一般的には収入や雇用形態、職種、勤続年数等で審査されます。
また「過去の滞納履歴」も重視されるため滞納歴があると加入するのが難しくなってしまいます。
もしも家賃を滞納してしまったら…?
家賃保証会社は借主がやむを得ない事情で家賃等を支払えないとき、一時的に立て替えてくれるだけ…
つまり借金です。
後日、請求書が送られてくるので、その費用を速やかに支払わなければいけません。
もしも請求を無視した場合、相手事業者から再度、催促の通知があります。
滞納から時間が経つと元本だけでなく利息も発生するので注意が必要ですよ!
それでも通知を無視したなら、訴訟を起こされ、最悪の場合は銀行口座を差し押さえられたり、
強制退去させられたりすることも…!
滞納して家賃保証会社に立て替えてもらうと後々まで記録が残り、他の部屋に引っ越すときに
影響が出ることもあるので、その点には十分注意しましょう。