一般的に、賃貸物件を借りるなら上の階を希望する方が多いです。
それには防犯上の理由、日当たりといった理由があるのですが、
1階住戸は2階以上のお部屋と比べると家賃が安いという大きなメリットがあります。
今回は、1階のお部屋に住むメリット・デメリットをご紹介します。
【1階のお部屋に住むメリットは?】
①家賃が安い
同じマンションでも、1階と2階以上のお部屋で家賃が数千円違うことがあります。
家賃を抑えることが何よりも優先という人には1階のお部屋はお得でしょう。
②下の階を気にすることなく生活できる
1階は、下の階がないので、足音が響くのを心配する必要がありません。
下にも部屋がある上階に住むと、自分の足音や物を置く時の音、椅子をひくときの音など、
床下に響く音に気を配って生活しないといけません。
余計な心配をしなくてよいというのは大きいでしょう。
③階段やエレベーターを利用する必要がない
階段やエレベーターを利用する必要がないので移動が簡単にできるというメリットがあります。
例えば、重い荷物やゴミを運ぶのも階段だと一苦労ですが、1階に住んでいれば負担はかなり減ります。
朝の忙しい時間帯にエレベーターの渋滞に巻き込まれないのも助かりますね。
④災害時に避難しやすい
1階のお部屋は、上の階と比べると、火事や地震のときに建物から避難しやすいです。
万が一の場合には、窓から外に出ることもできるので、火の手に阻まれて逃げられなくなる危険も少ないです。
また、建物は上の階の方が揺れやすく、地震の影響は1階がもっとも少ないと言われています。
⑤夏は涼しい
1階は上層階と比べて、日当たりがやや悪いので、夏場は上層階よりも涼しく過ごせます。
【1階のお部屋に住むデメリットは?】
①湿気が多い
1階はどうしても日陰になりやすく、地面と接している分、外の影響も受けやすい傾向にあります。
そのため2階以上のお部屋と比較すると湿気がこもりやすくなります。
対策としてはこまめに換気をすることや、除湿器を利用することが考えられます。
1階のお部屋でも、角部屋で窓が2面あり風通しの良いお部屋や、
1階でも建物に囲まれていない日当たりの良いお部屋がオススメです!
②日当たり・風通しが良くないことが多い
どうしても周囲の建物によって日陰になりやすく、日当たりが十分でないケースも多いです。
また、建物に遮られ、風通しが良くないこともしばしば。
日当たり・風通しが悪く洗濯物が乾きにくくなってしまうような場合は浴室乾燥機があると助かりそうです。
お部屋を内見する際は日当たり・風通しをチェックしましょう。
③外からの視線が気になる
道路に面している1階の物件だと、窓から部屋の中が丸見えになってしまいます。
1階のお部屋が道路より高い位置にある物件や、お部屋の前が道路でない物件であれば気になりにくそうです。
④虫対策が必要
1階は地面と接しているため虫が侵入しやすいという特徴があります。
但し3階前後の中層階でも虫は出ますので、匂いの少ない防虫剤や、
外出時にスプレーしておくだけで効き目が持続するものなどで対策するのは同様です。
⑤防犯面が心配
一階だとその気になれば誰でも外から部屋の窓、ベランダなどに近づけますから、防犯面には不安が残ります。
しかし人通りの多い道路に面した物件なら、通行人の目が自然と監視役になり防犯性が高まるケースもあります。
~「とにかく家賃を抑えたい」という方には、1階がおすすめです。
1階と2階以上それぞれのメリット・デメリットを理解した上で物件選びをしましょう~