賃貸物件を探すとき、「南向き」を希望条件にされている方は少なくありません。
「南向き」は明るい太陽光が入ることもあり、良い部屋の条件としてよく挙げられます。
実際のところ南向き物件の住みやすさはどうなのでしょうか?
また、東西南北それぞれの部屋の向きについてメリット・デメリットをご紹介します。
【南向きの部屋のメリット】
①1日を通して日当たりが良い
太陽の方角に面した南向きの部屋は、1日を通してしっかり陽の光が射し込み明るく
日中は照明をつける必要のない部屋も多いです。
また、観葉植物やベランダガーデニングが趣味の方にもおすすめです。
②洗濯物が乾きやすい
陽がしっかりと当たるため晴れた日であれば洗濯物を干すのに困ることはないでしょう。
また、陽の光が当たる時間が長いので日中であれば都合の良い時間帯に乾かすことができます。
③冬場でも暖かい
日光がたっぷりと射し込むため冬場でも比較的部屋の中が暖かいというのもメリットです。
冬場は太陽が低くなるため、実は夏場よりも日光が射し込む量が多くなって
暖かく過ごすことができ、暖房費が節約できます。
【南向きの部屋のデメリット】
①家賃が高い
南向き物件は人気が高いため、他の向きに比べて家賃が数千円高く設置されていることがあります。
南向きにこだわる場合、駅からの距離や築年数などで妥協しなければならないこともあるかもしれません。
②冷房代が高くなりやすい
冬場は暖かい反面、夏場は直射日光によって暑さが厳しくなり光熱費がかさむ傾向にあります。
③家具等が日焼けしやすい
南向きの物件は日照量が多い分、紫外線により家具や書籍などが日焼けの被害を受けやすくなります。
【東向きの部屋のメリット】
①気持ちの良い朝日を浴びられ、朝明るく爽やかに目覚められる
②朝の日差しで部屋が暖まるので「寒くてなかなかベッドから出られない…」ということが少ない
③夏場は日光の入る時間が少ないので比較的涼しく過ごせる
【東向きの部屋のデメリット】
①午後からはあまり日当たりが良くないため洗濯物は午前中でないと乾きにくい
②午後は少し暗いかんじがする
③冬場は日照時間が短いため比較的寒い
【西向きの部屋のメリット】
①日照時間が長く午後日当たりが良いため、昼以降に洗濯物を干しても乾きやすい
②冬場でも暖かく、夜まで暖かさが残るため暖房費の節約につながる
③眺望の良い部屋は夕日の風景を楽しめる
【西向きの部屋のデメリット】
①夏場は昼以降の西日がきつく暑くなる
②朝は日差しがないため部屋が寒く暗くなりがちである
【北向きの部屋のメリット】
①日当たりが良くないというイメージから賃料が安く設定されていることが多い
②夏場でも気温が上がりにくく涼しく過ごすことができる
③直射日光が射し込まないため柔らかな光が長時間続く
【北向きの部屋のデメリット】
①日光が入りにくいので比較的寒く湿気がたまりやすい、洗濯物が乾きにくい
②光が入りにくいことが多いため部屋が暗い印象になる
~せっかく陽当たりが良い南向きの部屋でも、向かいの建物から丸見えだったり、景観が悪かったりという理由で、
カーテンを閉めっぱなしでは意味がありません。
また、南側に高い建物があると、方角によっては長い時間日陰になってしまうこともあります。
日中家にいる時間が少ない人は、南向きの部屋のメリットをそれほど感じられないかもしれません。
南か東かなど方角だけにこだわるのではなく、部屋の構造や窓の大きさも同時に確認しましょう。
実際に現地に出向いて日当たりや周囲の環境も含め確かめることがとても大切です!
部屋が南向きでさえあればベストと単純に判断せず、周辺環境やご自身のライフスタイルも考慮し
判断するのが良さそうです~